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実は世界的にも高評価!国産ウイスキーの話
皆さんは世界5大ウイスキーをご存知ですか?ウイスキーの生産は様々な国や地域でおこなわれています。その中でも特に品質が高いものを「世界5大ウイスキー」と呼んでおり、以下のウイスキーになります。
スコットランドのスコッチ、アイルランドのアイリッシュ、アメリカのアメリカン、カナダのカナディアン、そして、日本のジャパニーズです。
これらのウイスキーは世界的に流通していて、ウイスキー好きの間でも有名です。その中に日本が含まれているのは少し意外かもしれませんが、国産ウイスキーは世界でも高い評価を受けているのです。今回は世界的にも評価の高い国産ウイスキーのお話です。
国産ウイスキーについて
国産ウイスキー、世界ではジャパニーズウイスキーとして親しまれています。ウイスキーを生産している主なメーカーは7社以上、そのほかにもメーカーが多数あり、想像以上に国産ウイスキーの市場は大きいと言えます。
国産ウイスキーがここまでの産業になるには、ウイスキーを愛して改良を重ねていった人たちの努力があったからです。まず、その歴史から見ていきましょう。
国産ウイスキーの歴史
日本にウイスキーが初めて持ち込まれたのは江戸時代末期のペリー来航の時だと言われています。日米通商条約後は日本にもウイスキーが輸入され、日本に住む外国人や一部の日本人に飲まれていました。しかし、日本での製造はされず、大きく普及することはありませんでした。
明治から大正にかけて本格的なウイスキーの製造を目指す酒精メーカー「摂津酒造」は、技師であった竹鶴政孝氏にウイスキーの本場であるスコットランドで研修をするよう命じます。しかし、研修を終えて帰国した日本は第一次世界大戦で経済的に疲弊し、摂津酒造はウイスキー製造を断念します。
一方、現サントリーの創業者である鳥井信治朗氏は摂津酒造を退社した竹鶴氏を招き、大阪府山崎の地に日本最初のウイスキー蒸留所を建設。日本初のウイスキー「白札」を発売します。しかし、スコッチを模したウイスキーは特有のピート香(麦芽を燻した香り)が不評で販売は不調でした。
その後竹鶴氏はニッカウヰスキーの前身である「大日本果実」を設立し、北海道の余市に蒸留所を建設、日本人の口に合うウイスキーを開発します。
山崎蒸留所の鳥井氏も独自の改良により、日本人に受け入れられる国産ウイスキーを開発し、国産ウイスキーは徐々に日本人にも受け入れられるようになったのです。
国産ウイスキーの特徴
日本人に合うように改良された国産ウイスキー。どのような特徴があるのでしょうか。
・ピート香を抑える
国産ウイスキーの歴史でも触れたように当時の日本人は燻製のようなピート香を好まなかったようです。そこで、ピート香を抑えて口当たりを軽くするように工夫されました。軽い口当たりは日本独特のウイスキーの飲み方「水割り」にもマッチしています。
・熟成樽
スコッチなどの熟成樽はオーク材を使用することが多いのですが、国産ウイスキーは日本人の好む芳香にするため、ミズナラを使用しています。現在ではオーク材を使用することも多くなりましたが、ミズナラの樽を使用するのは日本独特と言ってよいでしょう。
このような努力により、国産ウイスキーは徐々に世界で認められていきます。現在では世界で最も権威があると言われる「ワールド・ウイスキー・アワード」や国際的な品評会「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」などで最高賞を受賞するに到っています。
国産ウイスキーのおすすめ銘柄
世界的に評価されている国産ウイスキー。その上質な味を分かっていただくために、おすすめの銘柄をご紹介します。
・竹鶴ピュアモルト アサヒビール
アサヒビール傘下のニッカウイスキーが、ウイスキーの父とも言える創業者の名を冠した代表的なウイスキーです。なめらかな口当たりが特徴。国際的賞の受賞暦もあり、ほかに熟成17年から25年までの商品もあります。参考価格は3千円前後です。
・山崎 サントリー
日本最初の蒸留所「山崎」の名前で世界的に知られている銘柄です。華やかで心地よい甘さが特徴です。熟成12年から25年や新酒など幅広いラインナップがあります。こちらも国際賞の受賞暦は多数。参考価格は4千円前後です。
・イチローズモルト ホワイトラベル ベンチャーウイスキー
ベンチャーウイスキー社はサントリー出身の肥土伊知郎氏が2004年設立した文字通りのベンチャー企業です。その味は非常に評価が高くイチローズモルトシリーズは大手酒造メーカーと同様の国際的な賞を受賞しています。そのため、売り切れが続出していて、レアなウイスキーとなっています。ホワイトラベルは比較的入手しやすいようですが、価格はプレミアがついて7千円前後からと、バラつきがあります。
まとめ
国産ウイスキーは多くの人々が努力を重ねて、現在では世界的なウイスキーになっています。今夜は国産のウイスキーを飲みながら、素晴らしいウイスキーを開発してくれた先人に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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