アメリカ最古の蒸溜所ジャックダニエルが生み出す「お酒」高価買取

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アメリカ最古の蒸溜所ジャックダニエルが生み出す「お酒」

世界のウイスキー5大産地の一つ、アメリカでもっともよく飲まれているジャックダニエル（Jack Daniel’s）。ジャックダニエルの世界的な人気は、1904年にセントルイスで開催された万国博覧会で金賞を獲得した時に遡ります。以来、1世紀以上にわたって愛され続けているジャックダニエルをご紹介します。

ジャックダニエルはテネシーウイスキー

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ジャックダニエルは、1866年に正式に設立され、同年アメリカ合衆国政府に登録されました。アメリカで登録された第一号の蒸溜所として歴史に刻まれています。

禁酒郡でつくられるジャックダニエル

1866年といえば、フランスからアメリカに「自由の女神」が贈られた年です。自由の女神は、自由の国アメリカの象徴として贈られましたが、お酒に関してはそれほど自由ではない時代もあったのがアメリカです。1920年から1933年まで、お酒をつくることも販売することも輸送することも禁じられていました。かろうじて手元にあるものを飲むことは禁止されていなかったものの、手に入れる手段が禁止されてしまっていては、飲むのも難しいですよね。

そんな禁止法が一部続いているのが、禁酒郡。保守的と言われる中西部の州に多いようですが、実は、ジャックダニエル蒸溜所があるリンチバーグも禁酒郡なのです。そのため、蒸溜所では見学ツァーを行っていますが、試飲などはできません。

豊富な水が湧き出る洞窟がある場所

ジャックダニエルブランドの創始者であるジャック氏は、なんと13歳の時に蒸溜所をオーナーであったコール牧師から譲り受けました。7歳の頃から、コール牧師の下で働き、ウイスキーづくりに関するすべてを学んでいたジャック氏は、リンチバーグのケイブ・スプリング・ホローという谷間と周辺の土地を買収しました。ケイブ・スプリング・ホローは、森の中にある洞窟、そこからコンコンと湧き出る水は、ミネラル分は豊富なのに、ウイスキーつくりには適さない鉄分を含んでおらず、ジャック氏が目指すウイスキーに最適だったのです。ウイスキーの熟成に適した気候風土と相まって、ジャックダニエルが見つけた場所はウイスキー蒸留所のためにあるといっても良い場所でした。

100年以上変わらない製法でつくられるテネシーウイスキー

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ジャックダニエルは、バーボンと思われることもありますが、テネシーウイスキーです。アメリカの法律によると、バーボンとは、「原料となる穀物のうち51%以上がとうもろこしで、80度以下で蒸溜され、内側を焦がしたホワイトオークの新樽で、アルコール度数62.5度以下で熟成したもの」と規定されています。ジャックダニエルも、これらの規定のすべてを実は満たしていますが、さらにこだわりの過程を経ているため、バーボンではなく、テネシーウイスキーに分類されています。

テネシーウイスキーの定義

テネシーウイスキーと名乗るには、以下の5つの要件を満たしていなくてはなりません。

・原料となる穀物の51％以上がとうもろこし
・アルコール度数80％以上で蒸溜
・内側を焦がした新樽で2年以上熟成
・テネシー州内で製造されていること
・サトウカエデの木炭でろ過

チャコール・メローイング製法

サトウカエデの木炭でウイスキーをろ過する工程は、テネシーウイスキーを他と異なるものとするこだわりの工程です。10時間近くかかる、ろ過の工程は手間暇がかかりますが、ジャックダニエルでは、独自のチャコール・メローイング製法を100年以上にわたって続けています。この工程を加えることで、ジャックダニエル特有のまろやかな口当たりと深い味わいが生まれるのです。

ジャックダニエルの種類

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ジャックダニエルには、製法やレシピの異なる6種類のお酒があります。

オールド・ナンバー7

セントルイスの万博で金賞をとったのが、このオールド・ナンバー7でした。それ以来100年以上にわたって愛され続けているジャックダニエルの代名詞ともいえるお酒です。チャコール・メローイング製法でつくられ、バニラやカラメルの甘い香りとまろやかな味わいが特徴的です。コーラで割って飲む「レミー」は人気の飲み方です。