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カミュのブックシーズとは？その種類は？

今回は世界５大コニャックメーカーの一つにかぞえられる「カミュ」。そのカミュの中でも、名画・人物・歴史的事件等がその表紙に描かれた、まるで本のようなユニークなデザインで人気のあるブックシリーズについてお話してみたいと思います。

世界最大手のコニャックメーカー「カミュ」とは？

カミュ　ナポレオン

まずは、醸造元の「カミュ」についてご説明させていただきます。カミュは1863年、今から150年以上前に、コニャック地方でも3番目によいぶどうがとれるとされるボルドリ地区で設立されそれ以来、現在までカミュは、家族経営をつらぬき、家族経営としては世界最大手のコニャックメーカーとなりました。その伝統へのこだわりは5大コニャックメーカーの中でも最も強いとも言われ、「ぶどう作りから、口に入るまで」をモットーにしたその品質へのこだわりは、ロンドン国際ワイン＆スピリッツコンペティションに、3度、出品し、その全てにおいて金賞を受賞したほどです。そのこだわりのコニャックは、すみれ・シナモン・バニラなどの豊かな香りと甘みの強いまろやかな味わいが特徴で、最も日本人の口に合うコニャックとも言われています。

このような強い伝統へのこだわりと高い品質から、「コニャックの名門」とうたわれるカミュですが、常に斬新な商品を生み出し続けてきました。例えば、スペードのような形をしたボトルの商品や水差しのような形をしたボトルの商品など創業当時からさまざまな遊び心あふれる商品が開発されてきました。ブックシリーズもこのようなカミュの遊び心あれる商品の中の一つというわけです。では、さっそくブックシリーズについて詳しくみていくことにしましょう。

カミュのブックシリーズとは？

カミュ-ナポレオン-ブック-白-3000-1

名画等が表紙に描かれた、まるで本のようなデザインのボトルが特徴的なブックシリーズですが、このボトル自体はフランスのリモージュ焼きの陶器製で、中味のコニャックはナポレオンクラスのコニャックが入っています。そして、その特徴となるボトルの絵柄は、ゴッホの「ヒマワリ」・ルノアールの「ウーマン・アスリープ」・モネの「ウーマン・イン・ザ・ガーデン」等の名画から、コロンブスのアメリカ大陸発見等の歴史的事件・定番のナポレオン、はては中国のパンダまで、まさに多彩を極めています。その価値は作られた年代・絵柄によって変わり、まさにコレクターズアイテムとなっています。では、このようなカミュのブックシリーズにはどのような種類のものがあるのでしょうか？続けて、詳しくみていきましょう。

カミュのブックシリーズ～名画編～

カミュ　ブックシリーズ　ゴッホ　「ヒマワリ」

ゴッホは19世紀後半にフランスで活躍した後期印象派の画家です。このボトルの絵柄にはゴッホの代表作「ヒマワリ」が描かれています。ゴッホの作品に関しては他にも「アイリス」「カフェ・アット・ナイト」「医師ガシェの肖像」「スターリーナイト」等のボトルがあります。

カミュ　ブックシリーズ　ルノアール　「アフター・ザ・バス」

ルノアールは19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍したフランス印象派の画家です。ルノアールの作品に関しては他にも「ウーマン・アスリープ」「ムーラン・ギャレット」「スプリング・ブーケ」等のボトルがあります。

カミュ　ブックシリーズ　ゴーギャン　「タヒチの女たち」

ゴーギャンは19世紀後半に活躍したフランス後期印象派の画家です。代表作には「われわれはどこから来たのか　われわれは何者か　われわれはどこへ行くのか」「タヒチの女」等があります。ちなみに先述したゴッホとゴーギャンは、一時期、南フランスのアルルで一緒に住んでいたことがあるそうです。

カミュ　ブックシリーズ　モネ　「ウーマン・イン・ザ・ガーデン」

モネは19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍したフランス印象派の画家です。代表作には「印象・日の出」「草上の朝食」「並木道」等があります。

カミュのブックシリーズ～歴史的事件・地理編～

カミュ　ブックシリーズ　コロンブス　アメリカ大陸発見500周年記念

こちらは、コロンブスによるアメリカ大陸発見500周年を記念して発売されました。中身のコニャックは4代当主ジャン・ポール・カミュ自身が自ら吟味し、ブレンドした貴重な年代物です。ちなみに絵柄に描かれているのはコロンブスがアメリカ大陸を発見した際に率いていた、サンタ・マリア号、ビンタ号、ニーニャ号の三隻です。この歴史的事件を描いた絵柄には他にも「フランス革命」「チャールズ皇太子＆ダイアナ妃」等があります。